これからの季節で梅雨から夏にかけての
エアコンのオススメの使い方についてです。
冷房と除湿、どう使い分けるのが効果的?
冷房と除湿どう違うの?
冷房運転は、部屋の空気の「温度」を下げることを一番に考えた機能。
除湿運転は、部屋の空気の「湿度」を下げることを一番に考えた機能。
◆冷房はどうして「温度」がさがるの?
冷房運転を行うと、コンプレッサーで圧縮して冷やされた冷媒が導管の中を流れ、
エアコンの中にある熱交換器というアルミの何層にも重なったフィンを冷やします。
そこに空気を送ると、冷たい風ができて部屋の温度が下がります。
◆ 除湿はどうして「湿度」がさがるの?
除湿運転を行うと、エアコンが湿度の高い部屋の空気を吸い込み、アルミの熱交換器で熱をうばって空気の温度を下げます。
そうすると、空気が冷えて含むことのできる水分量が減り、空気中にいられなくなった水分が水滴としてアルミの熱交換器に現れます。
その水滴を集めてホースを通じて部屋の外に出すことで、部屋の水分量が減り、乾燥した空気を再び部屋に戻します。
これを繰り返すことで、部屋の水分をどんどん外に出して、湿度が下がります。
冷房と除湿どう使い分けるといいの?
真夏など温度が高くなるときは「冷房」を使いましょう。
梅雨など湿度が高くなるときは「除湿」を使いましょう。
◆不快に感じるのは?
湿度が40%以下:乾燥を感じ、インフルエンザウイルスの活動が活発になるといわれています。
湿度が60%以上:汗が乾きづらく、結露ができカビが繁殖しやすくなります。
◆快適のおすすめは?
温度は26~28℃。
湿度は50%以下がおすすめです。
(湿度50%:汗をかいてもさらっと乾く湿度)
また気流を利用することにより、涼感をアップさせることができます。
心地よい組み合わせは、夏は高温・低湿、冬は低温・多湿とされています。
冷房時には、設定温度を高めにした省エネ運転でも
湿度を低くすれば設定温度が低めのときと同じ快適さが得られますので、ぜひおためし下さい。